「精肉」と「生肉」のお肉の違いとは?分かりやすく徹底解説します!

 
お肉屋さんやスーパーのお肉コーナーで「精肉」・「生肉」というのを見たことがあるでしょう。生鮮食品のところに並んでいます。しかし、普段はお肉のことを生肉と呼ぶことが多いのではないでしょうか。
そこで、精肉と生肉はそれぞれどのような定義があり、どういう文面で使う言葉なのか、また保存方法なども含めて徹底解説いたします。精肉と生肉の違いを理解して、購入できるようにしましょう。
 

精肉とは?

 
精肉とは、そもそもどういう定義があるのか、またどのようなときに使う言葉なのかご紹介します。そして、お肉を購入するときに見極めたい変色の危険度についても解説します。
 
精肉の定義
精肉とは、食べやすくカットされた食用のお肉です。お肉屋さんではお肉がそのまま陳列されていて、スーパーのお肉コーナーには、カットされたお肉がパックに入れられて販売されています。
両方とも、牛肉・豚肉・鶏肉全てが自宅ですぐに調理できるように薄切り・バラ・ステーキ用・挽肉などといったように、さまざまな形に処理されています。ウィンナーやハムのような加工品ではなく、カットのみしたものが精肉です。
 
また、精肉の「精」には、余分なものを落として純度を高めるという精製や精錬という意味があります。
 
精肉の言葉の使い方
精肉という言葉は、たとえば「精肉店で牛肉の生肉を買う」「冷蔵のトラックで精肉を運ぶ」「購入した精肉を調理する」などという言葉の使い方をします。
切ってあるだけのお肉という意味ですが、そのまま調理がすぐにできるので、精肉と聞いたら「調理法に合わせて切ってある肉」と認識するようにしましょう。
 
精肉の変色は危険?
精肉は、とくにスーパーで割引されていたりすると、変色が気になってしまいます。変色しているからといって、すべてが危険というわけではありません。
菌によって黒ではなく、緑や黄色に変色している場合は、絶対に食べてはいけません。とくに牛肉は、もともと黒っぽい色をしていて、カットし空気に触れることで赤く発色します。
この状態でスーパーに並びますが、時間が経つと酸化が進んで黒っぽくなります。ほとんどの場合は黒っぽくても問題ないのですが、表面にぬめりがあり、酸っぱい匂いがする場合は食べないようにしましょう。
 

生肉とは?

 
次に、生肉の定義や言葉の使い方、保存方法についてご紹介します。
 
生肉の定義
生肉とは、熱を加えていないお肉のことです。加熱も冷凍もされていないお肉でもあります。冷凍されているお肉を解凍した場合も生肉になります。
焼いたり煮たり、火を通していないお肉全般のことで、たとえ腐りかけていても、生肉です。新鮮なお肉という訳ではないので注意しましょう。
 
生肉の言葉の使い方
生肉の言葉の使い方は、「生肉を冷蔵庫に入れる」「生肉をフライパンで調理して食べる」「野生動物は生肉を食べている」などです。
人間が食べる以外の肉だとしても、動物の筋肉であれば、すべて生肉になります。
 
生肉の保存方法は?
生肉を購入すると、すぐに冷凍保存する方も多いのですが、冷凍保存は質が低下しやすくなります。しかし、工夫次第では保存可能です。
保存方法のコツは、水分を拭き取り、ラップで包み、空気が入らないようにジップロックなどに入れます。また、チルド室などの低温室にて保存することで、冷凍されるまえの0℃~1℃くらいの温度を保つので、調理時に解凍する必要もなく使いやすくなります。
 

精肉と生肉の違いは?

 
最後に、精肉と生肉の違いを解説します。
 
加熱するかしないか
精肉と生肉の大きな違いは、加熱するか・しないかです。生肉は加熱をせずに食べられるお肉ですが、精肉は調理用にカットされたお肉をその後調理して火を通して食べるものです。
生肉は、弾力や食感があるので、生で食べるととても美味しく、焼き肉店では人気のメニューでもありました。
 
生肉は食べられる?
生肉は、以前は焼き肉店でもユッケなどよくあるメニューでもありました。しかし、平成23年に起きた食中毒事件が原因で、自治体の厳しい審査を通ったお店でしか食べられなくなりました。
 
講習を受けしっかりとした基準を守ったお店では、安心して美味しい生肉を食べることができます。ただし、小さなお子様や高齢者などの抵抗力が弱い方は、生肉は食べない方がよいでしょう。
 

まとめ

 
「精肉」と「生肉」の違いを、分かりやすく徹底解説いたしました。普段からスーパーやお肉屋さんで精肉店というのを目にしますが、生肉との違いを考えたことがない方も多いでしょう。また、お肉の変色や保存方法を知ることで、購入時や調理時にとても役に立つのではないでしょうか。
 
「株式会社CHIYO」では、錦糸町・市谷・名古屋・沖縄の4店舗にて肉屋+焼肉弁当のテイクアウトを経営しています。お客様やオーナー様の想いを大切にし、想いに寄り添う運営代行のエキスパートが集結しています。
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